OMORI

OMORI

くらい洞穴には、暖かい水たまりがあった。それが血なんだって気づくまでは、そこで一日中ぬくぬくと安らいでいたものでした。眠りにつくまどろみの中、きらきらした星が空に浮かんでいるような気がして、それで、私は、すべて救われたんだと思ったのです。

何度も現れる、イメージが、あります。
何度も何度も何度も何度も、忘れないように、忘れないように、壊れた機械のように反復される想念がある。「それ」にまた出会ったことを、知らないふりをするために、私は目を閉じ眠りにつくのだった。

👁

罪はいつになったら消えますか。心の中に時効なんてない。裁かれなかった罪は、内側に滑り込んで、私の地獄をつくるよ。いいかい、夜寝て朝目覚めて、また夜に寝る。そのすべてが罰になるということだ。耐えられるわけがない、から、わたしは再び眠りにつく。

(何かが起きるのを待っているの?)

死んだ人ばかり美しくなるから、ずるい。私が殺したから、あなたはどんどん美しくなっていって、もう、はちきれそうだった。あなたにもあったはずの、幼稚さや、愚かさや、ずるさは、私の罪で贖われてしまって、いまはただひたすらに美しい。それが、痛い。

飛んだらすべてが晴れやかになって、最後の瞬間に、わずかな、しかし決定的な後悔をするはずだ。バケモノだと思ってた友達が、ただの清潔な白い包帯だったということ。あなたのどす黒い血が、多少なりとも落ちてからじゃないと、気づけなかった。そのはずだ。

OYASUMI,OYASUMI
あなたは再び目を開くために眠る
いちど死なないと生きることさえままならない そんなときだってあるから
OYASUMI,OYASUMI
難しいことだって、知ってる
それでも、あなたの中に、あの洞窟があるのだと あなたを暖かく包む洞窟があるのだと
覚えていてほしい